春日部駅前キャンパス ブログ
こんにちは。春日部駅前キャンパスのメンバーです。
「このまま病棟で消えてしまいたい」
二年前、入院中の私は毎日そう願っていました。
薬の副作用で朦朧とする頭で、終わりの見えず先が見えない日々に絶望を感じ、自暴自棄になっていました。
そんな私は今、入社を目前に控えています。
自分でもいまだに夢なんじゃないかと疑うことがあります。
でも、就職することはまごうことなき事実で、私は数週間後には社会人としての第一歩を踏み出します。
なぜ、生きることすらあきらめていた私が就職できたのでしょうか?
それはまさしく、ココルポート春日部駅前キャンパスのおかげです。
春日部駅前キャンパスがなかったら今の私は存在していないと言えるでしょう。
これから、春日部駅前キャンパスへの感謝の気持ちを込めながら、詳しい経緯をお話ししたいと思います。
拙い文章になりますが、お付き合いください。
1年目
初めての通所は、ドキドキで胸がいっぱいでした。
どんな職員さん、他の利用者さんがいるのだろう、私はうまくやっていけるかな…。
不安な気持ちで電車に乗っていました。
でも通所してみると、まず職員さんが明るく笑顔で挨拶をしてくれて、緊張がほぐれました。
他の利用者さんも話しかけてくれて、すぐ打ち解けることができました。
カレッジ内も広くて、明るくて、居心地がいい。
ここなら私もなんとかやっていけそうと希望を持ちました。
最初は週3日から通所を開始しましたが、なかなか予定通りに通所できず、休んでしまうことも多々ありました。
私はまず予定通り通所をする。
を目標にしました。
訓練では、セルフケアといった体調管理のプログラムに参加したり、アートや創作、トークといった余暇系のプログラムにも参加をし、自分の体調に合わせてゆっくりと過ごしていきました。
中でも、訓練前に他の利用者さんと一緒に行ったアイスブレイクが楽しくて、職員さんも含め毎回盛り上がっていたのを思い出します。
徐々に、春日部駅前キャンパスに私の居場所があると、自分を肯定してくれている場所があるのだと感じ始めました。
2年目
2ヶ月体調を崩してしまいお休みをしたこともあり、私は予定通り通所することに加えて、自分の障がいを知り、体調を安定させることを目標にしました。
今までずっと障がいに振り回されて、疲れて、どうでもいいやと思っていました。
振り回させていたといってもいいでしょう。
でも、ちゃんと向き合わなきゃと思いました。
職員さんの助けもあって、原因、症状、予防、対策などを見つけることができました。
そのおかげで、体調も安定し、週5で予定通り通所することができるようになりました。
自分の障がいから逃げず、しっかり理解をすること。
障がいから逃げずに、付き合って生きていくことを決めました。
安定して通所ができるようになってから、私は徐々に、ココルポートを退所した後、将来どうするのかを考えるようになりました。
そして、就職活動を行うことにしました。
就職活動
就活のしの字もわからなかった私ですが、経験豊富な職員さんがサポートしてくれて、就職活動ができました。
まずは自己分析から始め、応募書類作成、模擬面接をしました。
職員さんの就職支援が手厚く、面接対策や面接同行も行ってくれました。
職員さんが1から就活を教えてくれて、サポートをしてくれたおかげで、私は第1希望の企業から内定をもらえることができました。
詳しく書くと長くなりますが、内定をもらうまで長い道のりでした。
頑張っても報われず、落ちて、泣いて。
もう辞めてしまおうかと、諦めかけたこともありました。
でも歩みを止めず、ゴールの見えない暗い道をひたすらに歩き続けた結果、今の私がいます。
この就活で得られた諦めない気持ち、何度転んで、失敗しても立ち上がって努力したこと。
かけがえのない思い出であり、経験です。
今後の人生において糧になるでしょう。
最後に
私は今、生きていてよかったと思えるようになりました。
これから社会人になること、不安もたくさんありますが、楽しみな気持ちもあります。
やりたいことがたくさん浮かんで、ワクワクしています。
社会人になれたこと、こんな風に前向きに生きられるようになれたのは、すべてココルポート春日部駅前キャンパスのおかげです。
毎日お話をしてくれた利用者さん。
就活のサポートのみならず、いつでも悩み事や困りごとを親身になって聞いてくれて、励ましてくれた職員さん。
皆さんのおかげでつらい時も、悲しい時も乗り越えることができました。
楽しい日々を送ることができました。
笑って過ごせるようになりました。
この場を借りて感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
私はこれからも前を向いて、私のかけがえのない人生を歩いていきます。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。