川口キャンパス ブログ
皆さん、こんにちは。
CocorportCollege川口キャンパスのスタッフです。
2月も中旬です。春の足音は聞こえてますかね?まだ聞こえないですか・・・。
皆さんの故郷はどこですか?思い出の味ってありますか?
私は富士山の見えるところで生まれ育ち、ご存じのとおり「ほうとう」を幼いころから食していました。特にかぼちゃが入っていて、一晩経過した、かぼちゃも溶けてクタクタになったものが個人的には好きでした。
中学3年生の頃、土曜日に学校の行事の作業を先生に依頼され居残りして行っていたところ、その先生が昼食を食べに連れて行ってくれたのですが、到着したのが普通の一軒家。「え、誰の家でご飯食べさせられるんだ。」と不安になり、玄関から入り広めの居間にテーブルが並べられ、数名の方がうどんを食べているのです。
そうです、これが「吉田のうどん」です。今でこそ店舗は増えましたが、昔は自分の家の居間を使って営業していたのです。
吉田のうどんについて少しご紹介いたします。
吉田のうどんとは・・・
硬く、非常にコシが強い麺に、馬肉やキャベツ、油揚げなどを具材に使用し、スープは醤油仕立て、味噌仕立て、または醤油と味噌の合わせスープで食します。また、薬味には赤唐辛子をベースにゴマや山椒を加え油で炒めた「すりだね」を用いるのが特徴です。
吉田のうどんは、農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれており現在では、富士吉田市中心に50軒以上のお店があるそうです。
吉田のうどんの起源は・・・
富士山北麓の富士吉田は標高700~900mほどの冷涼な気候、火山灰土の地質により昔から稲の栽培には不向きな地域だった為、代わりに小麦や大麦・蕎麦・とうもろこしなどが栽培されるようになった事で粉物の食文化が進んでいったようです。
硬さの秘密・・・
昭和初期、富士吉田では繊維業が盛んで織物の機械を動かす女性が昼食の準備で作業が止まらないように、また、絹糸を触る手が荒れないようにと男性が、昼食にうどんを作るようになったと言われています。男性たちは腹持ちの良いうどんを作ろうと力強く練るため、歯ごたえとコシのあるうどんが出来上がったと言われています。
ほうとうとの違い・・・
硬くコシのある麺が特長の「吉田のうどん」は、製麺するときに塩を使い寝かせてから茹でます。一方、もちもちした平打ち麺が特徴の「ほうとう」は、製麺するときに塩を一切使いません。そしてかぼちゃ、にんじん、山菜、きのこなど様々な野菜や肉などの具材を加え、生麺の状態から味噌仕立ての汁で煮込むので、とろみがつき冷めにくいという特徴があります。
参考 農林水産省HP:うちの郷土料理
いかがでしたでしょうか?皆さんにも一度は食べていただきたいです。
このように他愛もないことでも、スタッフや利用者さん同士話すのも楽しいですよね。
CocorportCollege川口キャンパスでは現在、消毒、ソーシャルディスタンスの遵守などの感染対策を、十分に行っています。
また安全な見学・体験実習ができるよう衛生対策も行っておりますので、ご興味がある方は安心してお越しください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。